(7冊目) コンプリート DTM 制作ナビ・ブック
したいのは、曲作りというよりはアレンジのデモ制作。
- 作者: 藤本健
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2009/02/27
- メディア: 単行本
- クリック: 17回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
SONARとかProToolsとかCubaseみたいなDTMソフトの具体的な使い方を解説するのではなく、
- どのソフトを使おうとも共通する一般的なDTMの流れや必要機材をまずおおざっぱに説明し
- フェーズごとにちょいと具体的にどんなコトをするか踏み込んで解説する
という構成になっている。
サークルので経験
スーパーカー
JUNO-Gを買っていつぞの夏ライブでスーパーカーをやったとき、僕は「音作り」およびすべての「打ち込み」をJUNO-Gのインタフェースを使ってJUNO-G上で行った。ものっすごい好きな楽曲の音を耳で聞き分けながら、楽譜を書き下ろし、さらにJUNO-Gという一種の統合環境上で再構成していくのはとても刺激的な経験だった。
- ベースラインは単音で、しかもミキちゃんなので比較的簡単。
- ドラムは自分の本職なのでスコアを起こしていく作業は非常におもしろい。ツインドラムとかパーかすの目立つ曲なんか特に!
- シンセは初挑戦だったけど、そりゃもー、音探し、音作りから、エフェクト、ルーティング、アルペジエータとJUNO-Gの機能を生かすのに必死で、めっちゃ楽しかった!
- *1
が、
いかんせん面倒だった。JUNO-Gのモノクロ液晶は、比較的大きい方だとはいえ、やはりDTMを行うには小さすぎるし、大量にあるサウンドの変数やメニュー選択を画面を切り替えながら探していく作業は苦痛。
騎士倶楽部
サークルでは騎士倶楽部という名のビートルズ“アレンジカバー”バンドをやっていて、そこではビートルズの名曲たちを、「これでもか」とアレンジして遊んでいた。
- The Beatles meet syrup16g とか
- The Beatles meet Primal Scream とか
そんなノリで。 一番問題になったのが構成変更。曲のスピードや雰囲気をがらっとアレンジしてたので構成も必然的に変わってくるのだけど、それをちゃんとメンバー間で共有する必要があった。
DTM してーなー
そんな経験があり、以前からDTMという物にぼんやりと興味を持っていたわけです。
そうは思っても、何から手をつけて良いか、何をすればいいかあまりわからなかったってのと、そうこうしてるうちにDTMとかじゃなくてやっぱちゃんとドラムうまくなりたい!って思い直したりとかして今に至っていました。
でもこの本を読んだことで、音楽制作をする上で僕がどこの部分は良くできるが、どこはあまりノウハウがないとか、家のPCにあと何を用意してくっつければ環境が出来るかとかがわりとはっきり把握できました。
たとえば
大丈夫そう/できるな!と思えたこと
- MIDIの打ち込みのやり方についてだと、僕の場合はMIDIインタフェースを介してJUNO-GをPCにつなぎ、実際にキーボをたたきながら楽譜を記入していき、後から修正するやり方がよさそう。
- 僕の環境だとあとはとりあえずEDIROLのUSB接続オーディオインタフェースあたりを買えば始められそう。
- 使うのは、Cubaseがなんとかんく良さそうなイメージ。
- 生音収録したものをループさせたりエフェクトかけたりして構成していくのがめっちゃおもしろそう!(c.f.コーネリアス)
- いったん始めたら、ドラム音源とかシンセとかの音源を集めるのにはまりそうだなwww
知らなかったこと/苦手そうだなってこと
- ギター弾けない
- ピアノもそんなに上手くはない
- ルーティングの存在はほとんど知らなかった
てなかんじ。DTMになんとなくあこがれを感じていて、でもどうはじめたらわからない人にうってつけの本だと思います。オススメ。
*1:ギターはギタリストに丸投げw